米、LNG新規輸出を認可=日本企業が供給契約 2025年03月20日 10時25分

 【ワシントン時事】米エネルギー省は19日、米液化天然ガス(LNG)会社ベンチャー・グローバルが南部ルイジアナ州で計画しているガス事業について、LNG輸出を認可したと発表した。ロイター通信によると、同社とは米エネルギー大手などのほか、日本の発電大手JERAと資源開発大手INPEXも長期供給契約を結んでいる。
 バイデン前政権は昨年、環境への負荷などを検証するため、自由貿易協定(FTA)を締結していない国向けのLNG輸出の新規認可を凍結。関連事業が停滞していた。トランプ大統領は今年1月の就任直後にこれを撤回し、審査を再開する大統領令に署名した。
 トランプ氏は、石油やガスの開発計画を迅速に認可し、化石燃料の国内生産を増やす方針。エネルギー価格を引き下げ、物価抑制につなげる考えを示している。 

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