処理水サンプル「異常なし」=独自分析が終了―中国紙報道 2025年01月22日 22時30分
【北京時事】東京電力福島第1原発の処理水放出を巡り、中国共産党機関紙系の環球時報(電子版)は22日、中国の専門家による海水サンプルの分析が終わったと報じた。セシウムやストロンチウムなど放射性物質の濃度に異常は認められなかったという。
同紙はまた、専門家の話として「これまでの各種のモニタリングデータを総合すると、今のところ海洋放出が周辺海域の海洋生物に影響を与える兆候はない」と伝えた。ただ、「日本側の一方的な海洋放出は正当性と合理性を欠く」と指摘。1回の検査結果では限界があり、引き続き観測する必要があるとした。