イスラエル、ガザ停戦を正式承認=19日発効、人質解放開始へ 2025年01月18日 08時34分

17日、ガザ地区中部の避難民キャンプ(AFP時事)
17日、ガザ地区中部の避難民キャンプ(AFP時事)

 【イスタンブール時事】イスラエル首相府は18日未明(日本時間同日午前)、パレスチナ自治区ガザでの停戦合意を正式に承認したと発表した。停戦は19日に発効し、2023年10月に起きたイスラム組織ハマスの奇襲でガザへ拉致された人質の解放が始まる見通しだ。
 イスラエル政府は17日に全体閣議を開き、合意の是非を協議。米ニュースサイト「アクシオス」によると、話し合いは約7時間に及んだ。閣僚24人が賛成したのに対し、対パレスチナ強硬派でネタニヤフ連立政権に加わる極右政党党首のベングビール国家治安相ら8人が反対した。
 米国やカタールなどが仲介した停戦合意では、第1段階として戦闘を6週間停止。この間にハマスは女性や子供ら人質33人を解放し、イスラエルも収監中のパレスチナ人を釈放する。イスラエル政府は17日、最初に釈放予定のパレスチナ人95人のリストを公表した。また、イスラエル軍がガザの人口密集地域から徐々に撤収することも明記された。 

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17日、エルサレムで閣議に臨むイスラエルのネタニヤフ首相(上段右から2人目)=同国政府提供(AFP時事)
17日、エルサレムで閣議に臨むイスラエルのネタニヤフ首相(上段右から2人目)=同国政府提供(AFP時事)

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