バイデン氏、「卓越した指導者」と称賛=トランプ氏、意見合わずも「最高の敬意」―カーター氏死去 2024年12月30日 10時55分
【ワシントン時事】バイデン米大統領は29日、カーター元大統領死去を受けて休暇先の米領バージン諸島で演説し、「米国と世界は卓越した指導者で政治家、人道主義者を失った」と述べ、哀悼の意を表した。また、カーター氏の国葬をワシントン市内で執り行う意向を示した。
バイデン氏は「言葉ではなく、行動で評価される人生を送った」と強調し、人権向上のほか、平和活動や病気の根絶、福祉などカーター氏が生前行ってきた取り組みを称賛した。
トランプ次期大統領も声明を出し、「哲学的にも政治的にも全く意見が合わなかったが、彼が国を愛し、敬意を払っていることも知っていた。米国をより良い地にするために懸命に取り組み、そのことに最高の敬意を表する」と述べ、カーター氏の死を悼んだ。