第2野党トップ保釈=収賄罪で起訴、本人は否認―台湾 2024年12月27日 11時29分

台湾民衆党の柯文哲主席(AFP時事)
台湾民衆党の柯文哲主席(AFP時事)

 【台北時事】収賄罪などで26日に起訴された台湾第2野党・民衆党の柯文哲主席(党首)は27日、台北地裁に保釈を認められた。柯主席は保釈後、「私は自分が汚職で法を犯す人間ではないと信じる」と記者団に述べ、起訴内容を否認した。保釈金は3000万台湾ドル(約1億4000万円)。
 起訴状によると、柯主席は2022年までの台北市長時代に商業施設の容積率を引き上げ、見返りに1710万台湾ドル(約8200万円)の賄賂を受け取ったとされる。台北地検は懲役計28年6月を求刑する意見を付けた。
 柯主席は今年8月に逮捕され、一時釈放されたが9月5日から勾留されていた。柯主席は保釈後、「人生を反省する機会をくれた天に感謝する」と勾留中を振り返った。中央通信によると、台北地検は保釈を不服として抗告した。 

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