米大統領、集合写真に現れず=高官「段取りの問題」―G20サミット 2024年11月19日 06時13分
【リオデジャネイロ時事】ブラジル・リオデジャネイロで18日に開幕した20カ国・地域首脳会議(G20サミット)で、バイデン米大統領が集合写真の撮影に現れない一幕があった。来年1月の退任を控えてレームダック(死に体)化が進むバイデン氏だが、図らずも存在感の低下を示す出来事となった。
同行記者団によると、撮影は18日の「飢餓と貧困との闘い」をテーマとする討議の後に行われた。主催国ブラジルのルラ大統領や中国の習近平国家主席が居並ぶ中、バイデン氏は一向に姿を現さず、会談していたカナダのトルドー首相と登場したのは既に撮影が終わった後だった。
米高官は「段取りの問題だ」と説明し、ウクライナ侵攻などで対立するロシアのラブロフ外相との撮影を避けたという臆測を一蹴。G20サミットに先立ち、ペルーで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の集合写真では、石破茂首相が渋滞にはまり、不参加となる事態があった。