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　【ワシントン時事】米ネットメディア「アクシオス」は２５日、イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘が激化する中、米国が一時停戦案を用意していると報じた。緊迫する中東情勢の沈静化を図る狙いがある。
　報道によると、米国は外交的解決に向け、イスラエル、レバノンのほか、レバノンの旧宗主国フランスや中東数カ国と協議を進めている。イスラエルのネタニヤフ首相もこの協議に「ゴーサイン」を出したという。
　この提案は一時的な戦闘停止が柱で、避難を強いられているイスラエル・レバノン国境付近の住民を帰還させるのが目的。より包括的な停戦合意に向け、交渉時間を確保することにもつながる。
　アクシオスは、もし一時停戦が実現すれば、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦・人質解放交渉にも弾みがつくとの見方も伝えた。