ヒズボラ、イランに参戦要請か=対イスラエル報復促すも難色―米メディア 2024年09月25日 07時02分

通信機器の爆発で殺害されたレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラのメンバーの葬儀で、イランの最高指導者ハメネイ師(手前)とヒズボラの指導者ナスララ師の肖像画を手に参列する少年ら=19日、レバノン南部(AFP時事)
通信機器の爆発で殺害されたレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラのメンバーの葬儀で、イランの最高指導者ハメネイ師(手前)とヒズボラの指導者ナスララ師の肖像画を手に参列する少年ら=19日、レバノン南部(AFP時事)

 【エルサレム時事】イスラエル軍のレバノン大規模空爆を受け、米ネットメディア「アクシオス」は24日、複数のイスラエル当局者らの話として、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが後ろ盾のイランに対し、イスラエルへの攻撃参加を要請していたと報じた。ただ、イランはペゼシュキアン大統領訪米を理由に「適切な時期ではない」と難色を示したとしている。
 イランは7月末に首都テヘランで起きたイスラム組織ハマス最高指導者の暗殺に関与したとして、イスラエルへの報復を行うと宣言。だが、その後2カ月近く自制している。アクシオスによると、ヒズボラは最近、報復実行による支援を求めたが、イランはイスラエルと直接戦火を交えることには消極的な姿勢だという。 

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