ロシア銀行などに制裁=北朝鮮と決済網構築―米 2024年09月20日 06時19分
【ワシントン時事】米財務省は19日、北朝鮮との間で違法な決済網を構築したとして、ロシアや旧ソ連構成国ジョージア(グルジア)の親ロシア派支配地域「南オセチア」を拠点とする金融機関など5団体・1個人を制裁対象に指定したと発表した。米国内の資産が凍結される。
制裁対象となったのは、南オセチアを拠点とする「MRB銀行」のほか、ロシアのTSMR銀行など。北朝鮮国営銀行が使用する海外送金のための中継口座をMRBに開設し、数百万ドル(数億円)の送金に関与。一部はロシアから北朝鮮への燃料輸出の支払いに充てられていた。