長距離攻撃解禁に前向き=ウクライナ支援で米国務長官 2024年09月12日 23時15分

12日、ワルシャワで記者会見するブリンケン米国務長官(左)とポーランドのシコルスキ外相(AFP時事)
12日、ワルシャワで記者会見するブリンケン米国務長官(左)とポーランドのシコルスキ外相(AFP時事)

 【ベルリン時事】ブリンケン米国務長官は12日、訪問先のワルシャワで、ウクライナに提供した長距離ミサイルによるロシア領内への攻撃を認めるかについて「ウクライナが必要なものを確実に備えられるように調整する」と述べ、ミサイルの使用制限解除に前向きな姿勢を改めて示した。ポーランドのシコルスキ外相との共同記者会見で語った。
 ブリンケン氏は11日、ラミー英外相とキーウ(キエフ)を訪れ、ウクライナのゼレンスキー大統領と使用制限解除を巡り協議した。シコルスキ氏は「長距離兵器の使用制限を解除すべきだ」と訴えた。
 一方、パレスチナ自治区ガザで避難民支援に当たっていた国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)職員6人がイスラエル軍の空爆で死亡したことに関し、ブリンケン氏は「人道施設は保護されなければならない」と非難した。イスラム組織ハマスに対しては、人道施設を隠れみのにしないよう要求した。 

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