米同時テロ23年、各地で追悼=正副大統領、トランプ氏も出席 2024年09月12日 06時06分

11日、ニューヨークで開かれた米同時テロ追悼式典で犠牲者の名前を読み上げる遺族ら
11日、ニューヨークで開かれた米同時テロ追悼式典で犠牲者の名前を読み上げる遺族ら

 【ニューヨーク時事】日本人24人を含む約3000人が犠牲となった米同時テロは11日、発生から23年を迎えた。各地で追悼式が開かれ、バイデン大統領とハリス副大統領は現場となった3カ所をそろって訪問した。正副大統領が共に1日で現場全てを回るのは異例。
 両氏は式典に先立ちそれぞれ声明を出し、犠牲者らを「決して忘れない」と表明。「テロリストのネットワークがどこにあろうと破壊し続ける」と誓った。
 国際テロ組織アルカイダのメンバーにハイジャックされた旅客機2機が激突し、倒壊したニューヨークの世界貿易センタービル跡地「グラウンド・ゼロ」の式典には、トランプ前大統領と共和党のバンス副大統領候補も出席。ハリス氏とトランプ氏は、初の直接対決となった10日夜のテレビ討論会に続き、短くあいさつを交わして握手した。
 トランプ氏は式典後、多数の殉職者を出した消防署を訪問。民主、共和両陣営とも大統領選を間近に控えて有権者へのアピールを欠かさなかった。
 一方、在米日本大使館は半旗を掲揚。「友人で同盟国の米国と共に立ち続ける」とX(旧ツイッター)に投稿した。 

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11日、ニューヨークで開かれた米同時テロ追悼式典に出席した(中央列左から)ハリス副大統領、バイデン大統領、(同列右から)バンス副大統領候補、トランプ前大統領ら
11日、ニューヨークで開かれた米同時テロ追悼式典に出席した(中央列左から)ハリス副大統領、バイデン大統領、(同列右から)バンス副大統領候補、トランプ前大統領ら

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