北朝鮮、建国76年で祝賀行事=中ロが祝電、正恩氏出席伝えられず 2024年09月09日 14時38分
【ソウル時事】北朝鮮は9日、建国76年の記念日を迎えた。朝鮮中央通信によると、平壌の金日成広場で8日、祝賀行事が行われた。ただ、金正恩朝鮮労働党総書記の出席は報じられておらず、軍事パレードも実施されなかったもようだ。
建国76年に合わせ、中ロ首脳は正恩氏にそれぞれ祝電を寄せた。中国の習近平国家主席は、今年が中朝国交樹立から75年の「友好年」であることに触れ、「北朝鮮と戦略的意思疎通と協力を深め、伝統的友好を維持、強化していきたい」と強調。ロシアのプーチン大統領は「包括的戦略パートナーシップ関係を強化していくことを確信する」と表明した。
祝賀行事では金徳訓首相が「金正恩同志の指導に従い力強く闘おう」と演説。党や政府の幹部らは、故金日成主席や故金正日総書記の遺体が安置された錦繍山太陽宮殿を訪れ、献花した。