中国副首相と近く会談=対話継続で関係安定狙う―米財務長官 2024年09月08日 15時47分
【ワシントン時事】イエレン米財務長官は7日、訪問先の南部テキサス州で行われた対談イベントで、中国の何立峰副首相と近く会談する見通しを明らかにした。中国の電気自動車(EV)の過剰生産問題など両国間には対立の火種が尽きない中、対話を継続し、関係安定化を図る考えだ。
イエレン氏は「わたしが中国に行くかもしれない。相手側(何副首相)の訪米も歓迎する。いずれにせよ(どちらかの)訪問があろう」と述べた。イエレン氏は4月に訪中し、李強首相や何氏ら中国政府高官と会談した。
イエレン氏は「米中はあらゆるレベルでの対話継続が必要だ」と強調。「意見の相違が生じているのに、協議する機会がなければ、緊張が高まる可能性がある」と話した。