米国籍女性、イスラエル軍銃撃で死亡=ヨルダン川西岸でデモ参加 2024年09月06日 23時07分

 【イスタンブール時事】パレスチナ通信によると、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ナブルス近郊でトルコ系米国籍の女性(26)が6日、死亡した。ユダヤ人入植地拡大に抗議するデモに参加している際、イスラエル軍から頭部に銃撃を受けたという。
 イスラエル軍は声明で、投石を受けて発砲したと認めた上で、「外国人が銃撃で死亡したとの情報があり、状況を調査している」と明らかにした。
 女性はイスラエル軍や入植者による暴力行為からパレスチナ人農家を守るための活動に従事していたという。報道によると、イスラエル軍はデモ隊に対して実弾や催涙ガスなどを使って排除を試み、18歳のパレスチナ人1人も負傷した。
 トルコ外務省は「イスラエルはパレスチナ人を支援する全ての人を威嚇しようとしている」と非難。AFP通信によると、米国務省報道官も「悲劇的な死」と悼んだ上で、「死亡に関する情報を至急集めている」と強調した。 

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