ガザ停戦「近づいていない」=ハマス批判繰り返す―イスラエル首相 2024年09月06日 09時22分

イスラエルのネタニヤフ首相=4日、エルサレム(AFP時事)
イスラエルのネタニヤフ首相=4日、エルサレム(AFP時事)

 【カイロ、ワシントン時事】イスラエルのネタニヤフ首相は5日、米FOXテレビの番組で、パレスチナ自治区ガザの停戦合意が近いとの見方に関し、「全く正確ではない」と否定した。「残念ながら(合意には)近づいていない」と指摘。「(イスラム組織)ハマスは何についても同意しない」と非難した。
 一方、ブリンケン米国務長官は5日、訪問先のハイチで記者会見し、交渉について「90%は合意している」と強調。ネタニヤフ氏が強硬に主張するガザの対エジプト境界地帯「フィラデルフィ回廊」へのイスラエル軍駐留継続などで隔たりが残っていると説明した。
 また、数日以内にイスラエルとハマスに停滞する交渉の打開案を提示する意向を表明。「双方が残りの問題を解決する必要がある」と述べ、交渉妥結を呼び掛けた。境界地帯への軍駐留を主張するネタニヤフ氏に対し、ハマスは完全撤退を求めている。 

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