イスラエル領事館に発砲か=オーストリアの男、テロ容疑―独ミュンヘン 2024年09月06日 05時43分

5日、ドイツ南部ミュンヘン中心部で起きた銃撃戦後、イスラエル総領事館近くで作業する警察官(ロイター時事)
5日、ドイツ南部ミュンヘン中心部で起きた銃撃戦後、イスラエル総領事館近くで作業する警察官(ロイター時事)

 【ベルリン時事】ドイツ南部ミュンヘン中心部のイスラエル総領事館周辺で5日、銃で武装した男(18)と警察の間で銃撃戦が起きた。男は撃たれて死亡した。独メディアによると、領事館に数発の銃痕があり、男が発砲したとみられる。捜査当局はテロ事件とみて調べている。他に死傷者はいないもよう。
 男はオーストリア在住で、同国当局はシリアのイスラム過激派組織に共感を持つ人物として警戒していた。この日は、1972年のミュンヘン五輪開催中、イスラエル代表の選手らがパレスチナの武装組織に殺害されたテロ事件から52年の節目の日。ショルツ独首相はX(旧ツイッター)で、「ドイツに反ユダヤ主義やイスラム主義の居場所はない」と強調した。 

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