東南アジア最大のモスク訪問=ローマ教皇、ミサも開催―インドネシア 2024年09月05日 20時25分

5日、ジャカルタのモスク「イスティクラル」で、立ち上がろうとするフランシスコ・ローマ教皇(左)に手を差し伸べるイスティクラルのナサルディン・ウマル管長
5日、ジャカルタのモスク「イスティクラル」で、立ち上がろうとするフランシスコ・ローマ教皇(左)に手を差し伸べるイスティクラルのナサルディン・ウマル管長

 【ジャカルタ時事】インドネシアを訪問中のフランシスコ・ローマ教皇は5日、ジャカルタにある東南アジア最大のモスク(イスラム礼拝所)「イスティクラル」を訪問した。
 教皇と共に関係者の前であいさつしたイスティクラルのナサルディン・ウマル管長は、イスティクラルがキリスト教徒によって設計されたことなどを紹介。教皇もイスラム教徒以外の人たちでもイスティクラルに入れることに触れ、「和解や平和を実現する上で、寛容さは大切なこと」と述べた。
 これに先立ち、道を挟んで隣にあるジャカルタ大聖堂とイスティクラルを直接つなぐ地下通路も見学。教皇は「異なる宗教の信者を明るい場所に導いてくれるものだ」と称賛した。
 同日夕からジャカルタ中心部にある競技場で開催されたミサには、8万人以上が参加。教皇の話に耳を傾けた。6日には次の訪問国パプアニューギニアに向かう予定。 

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