米英EU、「AI条約」に署名=日本は見合わせ―欧州評議会 2024年09月05日 19時13分

 【パリ時事】人工知能(AI)に関する初の国際条約の署名式典が5日、バルト3国リトアニアの首都ビリニュスで開かれ、米英、欧州連合(EU)など10カ国・機関が署名した。条約は5カ国の批准を経て発効する。
 生成AIの国際的なルール作りの枠組み「広島AIプロセス」を推進する日本は条約策定の議論にオブザーバー参加したが、5日の署名は見合わせた。政府関係者は「条約の内容を精査し、締結の是非を検討していきたい」とコメントした。
 条約は英独仏など46カ国が加盟する欧州評議会(本部・仏ストラスブール)が5月に採択。AIが人権や民主主義、法の支配といった基本的価値を損なわないよう、締約国の義務を明記している。欧州以外の非加盟国も批准できる。 

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