中比船舶、南シナ海で衝突=過去2週間で3回目 2024年08月31日 17時34分
【北京時事】中国海警局は31日、南シナ海の南沙(英語名・スプラトリー)諸島にあるサビナ礁で同日、海警局船舶とフィリピン沿岸警備隊の船舶が衝突したと発表した。比側は、中国側が3回体当たりしたと説明している。両国公船が同礁近海で衝突するのは過去2週間で3回目。
海警局の報道官は31日の談話で「比船が危険なやり方で故意に衝突した。責任は全て比側にある」などと主張し、衝突時の動画を公表。一方の比沿岸警備隊も、比船が多数の中国船舶に囲まれている写真や衝突時の動画を公表し、「比側に挑発行為はなかったが、中国側は意図的だった」と強調した。比船は日本が供与した巡視船で、4月からサビナ礁に停泊していた。