「テレグラム」CEO、8億円で保釈=アプリ上の犯罪黙認か捜査―仏当局 2024年08月29日 08時39分

パーベル・ドゥロフ容疑者=2015年9月、米カリフォルニア州サンフランシスコ(AFP時事)
パーベル・ドゥロフ容疑者=2015年9月、米カリフォルニア州サンフランシスコ(AFP時事)

 【パリ時事】フランスの予審判事は28日、通信アプリ「テレグラム」最高経営責任者(CEO)で資産家のパーベル・ドゥロフ容疑者(39)がアプリ上のサイバー犯罪を黙認した疑いがあるとして、本格捜査の開始を決定した。ただ、同容疑者は500万ユーロ(約8億円)の保証金提出などを条件に、監視付きで保釈が認められた。
 保釈の条件は他に、フランスからの出国禁止と警察署への週2回の出頭。
 仏検察は、匿名性の高いテレグラムがサイバー犯罪の温床になってきたと指摘。欧州各国当局の協力要請にも応じなかったことから、強制捜査に踏み切ったと説明した。予審判事はドゥロフ容疑者を児童ポルノの拡散や麻薬密売、詐欺など組織犯罪の共犯の疑いで追及していく。 

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