タリバン、総合格闘技も禁止=新法に抗議の声も―アフガン 2024年08月29日 06時08分
アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権が、「反イスラム的」であることを理由に、打撃や関節技などを交えた総合格闘技を禁じたことが分かった。AFP通信が28日伝えた。同国では女性が公の場で歌ったり、男性が短パンをはいたりすることを禁じる法律が施行されたばかり。
アフガンでは格闘技は人気があるが、スポーツ当局は声明で「総合格闘技はイスラム法やイスラムの教えに反する面が多く、問題であると判断された」と指摘。地元メディアは「あまりにも暴力的で、けがや死の危険を伴うため」と説明を受けたという。
一方、国内外のアフガン女性は「#私の声は消されない」などのハッシュタグを付け、自身が歌う様子を収めた動画をSNSに投稿。タリバンの抑圧と闘う意思を示している。