「バイデン政権が検閲圧力」=コロナ関連投稿巡り―メタCEO 2024年08月27日 17時54分

米メタのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)=1月31日、ワシントン(AFP時事)
米メタのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)=1月31日、ワシントン(AFP時事)

 【シリコンバレー時事】米メタ(旧フェイスブック)のザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は26日、「2021年にバイデン政権の高官が、われわれのチームに対し、新型コロナウイルス関連の投稿を検閲するよう繰り返し圧力をかけた」と明らかにした。政府による圧力は不適切だったとも指摘し、今後同様の働き掛けには対抗すると明言した。
 下院司法委員会がX(旧ツイッター)上で、ザッカーバーグ氏がジョーダン委員長(共和党)に送付した書簡を公開した。ジョーダン氏は、現政権がSNS企業に誤情報対策を求めたことを検閲と批判し、メタに社内文書の提出を要求してきた。
 ザッカーバーグ氏は「(圧力に対し)もっと声を上げなかったことを後悔している」と強調。政府側の働き掛けに同意しなければ不満を示されたとも振り返り、投稿管理に妥協的な判断があったことも認めた。 

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