IAEAトップ、ロシア西部の原発視察=ウクライナ制圧地近く 2024年08月27日 18時43分

クルスク原発=27日、ロシア西部クルスク州(ロイター時事)
クルスク原発=27日、ロシア西部クルスク州(ロイター時事)

 ロシアのタス通信によると、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長が27日、ロシア西部のクルスク原発を現地視察した。ウクライナ軍は今月6日からロシアの侵攻に対抗し、クルスク州を越境攻撃。制圧した国境地帯は原発から数十キロしか離れておらず、グロッシ氏は「核の安全にとって深刻なリスクだ」と懸念を表明していた。
 ロシアは22日、ウクライナ軍がクルスク原発に「攻撃を試みた」(プーチン大統領)と主張。使用済み核燃料の保管施設近くに「ドローンの残骸があった」とIAEAに通知していた。グロッシ氏の訪問を国際社会に示し、越境攻撃に対して批判を呼び起こす狙いがあるもようだ。 

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