ガザ停戦へ実務協議継続=交渉機運維持が狙いか 2024年08月27日 14時09分

カービー米大統領補佐官(広報担当)=7月25日、ワシントン(EPA時事)
カービー米大統領補佐官(広報担当)=7月25日、ワシントン(EPA時事)

 【ワシントン、カイロ時事】パレスチナ自治区ガザを巡るイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦交渉に関し、両者が参加した形での実務者協議が「今後数日間」続く見通しとなった。カービー米大統領補佐官(広報担当)が26日の記者会見で明らかにした。
 エジプトの首都カイロでは25日、イスラエルや仲介役の米高官などが参加して交渉が実施されたが、目立った進展はなかった。実務者レベルでの協議継続には交渉の機運を維持する狙いがあるとみられる。カービー氏は会見で、交渉の現状について「進展は続いている。われわれの交渉団も建設的とみなしている」と述べた。
 一部報道では、争点となっているガザの対エジプト境界地帯「フィラデルフィ回廊」へのイスラエル軍の駐留問題で、同国が部隊縮小に同意したと伝えられたが、イスラエル首相府は26日、これを否定した。 

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