ガザ停戦交渉、実務協議を継続=人質解放など「数日」議論―米高官 2024年08月27日 06時39分

26日、パレスチナ自治区ガザ中部デイルバラで、避難命令を受けて荷造りする人々(AFP時事)
26日、パレスチナ自治区ガザ中部デイルバラで、避難命令を受けて荷造りする人々(AFP時事)

 【ワシントン、カイロ時事】カービー米大統領補佐官(広報担当)は26日、オンラインで記者会見し、パレスチナ自治区ガザを巡るイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦交渉について、実務者レベルでの話し合いが「今後数日にわたり行われる」と明らかにした。イスラエルやハマスも議論に加わるという。
 協議では、イスラエルで収監中のパレスチナ囚人とハマスが捕らえたイスラエルの人質の交換条件などに関し、具体化を目指す。カービー氏は、イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラによる25日の大規模な戦闘について、交渉には「影響しない」と強調した。
 エジプトの首都カイロで行われていた停戦交渉は、ガザ南部の対エジプト境界地帯へのイスラエル軍の駐留継続を巡り、イスラエルとハマスが対立。実務者レベルでの協議継続には交渉の機運を維持する狙いがあるとみられる。 

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