次期首相任命へ協議継続=「左派内閣はない」―仏大統領 2024年08月27日 06時01分
【パリ時事】フランスのマクロン大統領は26日、次期首相の任命に向けた各党代表との会談で結論に至らず、協議継続を決めた。7月の総選挙で過半数を制した陣営はなく、下院での多数派形成が難航。政治空白が長期化している。
選挙で最多議席を獲得した左派4党連合は、独自に擁立した候補を首相に任命するよう要求した。しかし、他党は軒並み反対を表明。仮に左派内閣が樹立されれば、不信任を突き付けて総辞職に追い込む方針で一致していることから、マクロン氏は「国の安定を考えると(左派内閣の)選択肢は検討対象にならない」と判断した。