ウクライナ全土空爆、5人死亡=ロシア西部攻撃の報復か 2024年08月26日 16時20分

26日、ロシアの空爆を受け、ウクライナの首都キーウ(キエフ)郊外から上る黒煙(ロイター時事)
26日、ロシアの空爆を受け、ウクライナの首都キーウ(キエフ)郊外から上る黒煙(ロイター時事)

 【ブリュッセル時事】ウクライナ全土で26日、ロシア軍の大規模な空爆があり、現地からの報道によると、少なくとも5人が死亡した。ウクライナ軍がロシアの侵攻に対抗し、6日に同国西部クルスク州に越境攻撃を始めて以降、ロシア軍が広範囲を狙った最大の「報復」作戦とみられる。
 ロイター通信によると、ウクライナの少なくとも四つの地域でエネルギー施設が攻撃を受けた。ゼレンスキー大統領は通信アプリ「テレグラム」で、100発以上のミサイルと約100機のドローンが攻撃に使われたと指摘し、「エネルギー部門に甚大な被害が出た」と明らかにした。
 侵攻開始から24日で2年半を迎えたが、ロシアはウクライナの民間人や電力インフラなどに対する攻撃を緩めない強硬姿勢を示し、ゼレンスキー政権をけん制した格好だ。 

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