ガザ停戦に向け交渉継続=進展の兆しなし―ロイター報道 2024年08月25日 08時24分

24日、イスラエルの軍事作戦が続く中、パレスチナ自治区ガザ中部で上る煙(EPA時事)
24日、イスラエルの軍事作戦が続く中、パレスチナ自治区ガザ中部で上る煙(EPA時事)

 【カイロ時事】ロイター通信は24日、パレスチナ自治区ガザの停戦に向け、米国など交渉仲介国が同日、エジプトの首都カイロで協議したが、「進展の兆しはなかった」と伝えた。25日にはイスラエルと仲介国の高官による会合が再開される見通しだが、イスラエルとイスラム組織ハマスの溝は埋まっていないもようだ。
 24日にカイロ入りしたハマス代表団は仲介国のカタールとエジプトの交渉担当者から最新の状況について説明を受けたとみられる。交渉に詳しいパレスチナ当局者は、イスラエルがガザ南部の対エジプト境界地帯「フィラデルフィ回廊」への軍の駐留に関し、「8カ所の拠点を維持することを主張している」と非難した。
 イスラエル軍のガザ完全撤退を求めるハマスは同回廊への駐留継続を拒否。停戦交渉の障害となっている。 

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