「ハリス氏は国を共産主義化」=経済政策を批判―トランプ氏 2024年08月16日 09時07分

15日、米東部ニュージャージー州ベッドミンスターで記者会見するトランプ前大統領(AFP時事)
15日、米東部ニュージャージー州ベッドミンスターで記者会見するトランプ前大統領(AFP時事)

 【ワシントン時事】トランプ前米大統領(78)は15日、東部ニュージャージー州で記者会見し、11月の大統領選で対決するハリス副大統領(59)について「自由な気風の国を共産主義的な国に変えたがっている」と批判した。リベラル色が指摘されるハリス氏の経済政策に焦点を当てた。
 トランプ氏は、インド系と黒人のルーツを持つハリス氏の出自に関連する個人攻撃を繰り返し、自陣営や共和党内からは政策批判に集中するよう求める声が上がっていた。ただ、会見では「私は彼女が国に対して行ったことに怒っており、個人攻撃は許される」と述べ、戦略変更を否定した。
 記者会見は8日に開いたばかり。頻繁なメディア露出は、いまだインタビューや会見に応じていないハリス氏と対比させる狙いがありそうだ。
 一方、ハリス氏は15日、東部メリーランド州で、バイデン大統領が再選断念を表明して以来初めて同氏と並んで演説した。「大手製薬会社の利潤追求のために多くの国民が損失を被った」と述べ、薬価引き下げの取り組みをアピールした。 

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