フレンズ俳優死亡で訴追=秘書ら5人、麻薬を違法提供―米 2024年08月16日 06時01分
【ロサンゼルス時事】米人気テレビドラマ「フレンズ」に出演した俳優マシュー・ペリーさん=享年(54)=の死亡を巡り、カリフォルニア州の連邦検察は15日、ペリーさんの個人秘書や医師ら5人を麻薬の一種、ケタミンを違法提供した容疑などで訴追したと発表した。担当検事は「(秘書らは)ペリーさんの健康より、(麻薬販売で)利益を得ることに関心があった」と指摘した。
訴追されたのはペリーさんの個人秘書ケネス・イワマサ容疑者(59)のほか、医師2人と麻薬の売人2人。発表によると、昨年9月ごろからケタミンの違法な売買が行われ、医師やイワマサ容疑者がペリー氏に注射した。ペリーさんは同年10月、自宅でケタミンの急性中毒に陥り、浴槽で溺れて亡くなった。
2人の医師はテキストメッセージで「このばかは、いくら払うのだろうか」といったやりとりをしていた。隠蔽(いんぺい)のため医療記録も改ざんされていた。