非接触決済、外部アプリでも=当局監視で転換、日米で―アップル 2024年08月15日 14時38分

米アップルのロゴマーク(AFP時事)
米アップルのロゴマーク(AFP時事)

 【シリコンバレー時事】米アップルは14日、近距離無線通信(NFC)を使った非接触決済について、外部のアプリ開発者がスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の利用者に直接提供できるようにすると発表した。これまでは「アップルペイ」などの同社サービスを介する必要があったが、アップルの「独占」に対する当局の監視が強まっていることを受けて方針転換した。
 基本ソフト「iOS」の更新とともに、米国や日本、英国などで利用できるようになる。提供開始は今秋とみられる。開発者はこの技術を使い、店舗決済だけでなく、電子チケットや車の鍵、交通系ICカード、社員証などをアプリに組み込める。政府発行の身分証にも対応する見通し。 

海外経済ニュース