水原被告の胴元、罪認める=違法賭博、量刑は来年2月―米 2024年08月10日 14時58分

 【ロサンゼルス時事】米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の元通訳、水原一平被告(39)による違法賭博事件で、胴元だったマシュー・ボーヤー被告(49)が9日、西部カリフォルニア州の連邦地裁に出廷し、違法賭博運営など三つの罪を認めた。米メディアが報じた。
 ボーヤー被告は2023年10月までの少なくとも5年間、無許可でスポーツ賭博を営んだなどとされる。法廷で「私は違法ギャンブルを運営し、他人の銀行口座を使って資金洗浄していた」と述べた。
 罪に問われた資金洗浄と虚偽の納税申告も合わせて最長禁錮18年が科されるが、検察は1日、同被告との司法取引成立を発表。自ら罪を認める見返りとして刑は軽くなる見込みで、判決は来年2月7日に言い渡される。
 水原被告はボーヤー被告を通じ1万9000回以上賭けを行った。そして抱えた借金返済のために、大谷選手の銀行口座から約1700万ドル(約25億円)を不正送金したとして銀行詐欺罪などに問われている。水原被告の量刑は10月25日に宣告される。 

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