カタルーニャ元州首相、帰国へ=逃亡7年、拘束か―スペイン 2024年08月07日 20時56分

スペイン北東部カタルーニャ自治州元首相のプチデモン氏=5月31日、ブリュッセル(EPA時事)
スペイン北東部カタルーニャ自治州元首相のプチデモン氏=5月31日、ブリュッセル(EPA時事)

 【パリ時事】スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立運動を主導して罪に問われ、約7年にわたり国外逃亡を続けてきたプチデモン元州首相(61)が7日、帰国の途に就いたと表明した。次期州首相の選出が予定されている8日の州議会に出席するという。スペインに入れば捜査当局に身柄を拘束される可能性があり、混乱も予想される。
 スペインでは6月、カタルーニャの政治犯らに恩赦を認める法が施行された。しかし最高裁は7月、プチデモン氏の公金不正使用罪には恩赦を適用しないことを決め、独立派に動揺が広がっていた。
 プチデモン氏はX(旧ツイッター)に動画を投稿し、「最高裁は法を拒否した」と非難。その上で「挑戦に立ち向かわねばならない。帰路に就いたのはそのためだ」と主張した。 

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