最高指導者にラム氏=13年ぶりに新書記長選出―ベトナム 2024年08月03日 12時27分
【ハノイ時事】ベトナム共産党は3日、ハノイで臨時の中央委員会総会を開き、最高指導者の党書記長に序列2位のトー・ラム国家主席(67)を選出した。新書記長選出は13年ぶり。前任のグエン・フー・チョン氏は7月、在職中に死去していた。現職の死去によるトップ不在という異例の事態を解消し、政治体制の安定確保に努める。任期は2026年初めに開かれる次回党大会まで。
ラム氏は3日の記者会見で「真に清廉で力強い党の構築に注力する。反汚職の取り組みを強力に推進し続ける」と表明。外交政策については「近隣諸国、主要国との関係を引き続き強化する」と述べ、各国と幅広い友好関係を築く「全方位外交」を堅持すると強調した。