関係改善促進で合意=北朝鮮問題も議論―中韓外相 2024年07月26日 19時50分
【ビエンチャン時事】中国の王毅共産党政治局員兼外相は26日、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の外相会議に出席するため訪問しているラオスの首都ビエンチャンで、韓国の趙兌烈外相と会談した。両外相は、冷え込んだ両国関係の改善を進めることで合意した。
中国外務省の発表によると、王氏は「中韓は離れることのできない隣国であり、相互理解に基づいた正しい付き合いをすべきだ」と指摘。尹錫悦政権が進める日本や米国との安全保障協力を念頭に、中韓関係への「外部からの干渉」を排除しなければならないと主張した。趙氏は「韓国は中国との関係強化を非常に重視している」と応じた。
ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に関しては、王氏は「中国は(朝鮮)半島での争いや混乱を望んでいない」と述べ、関係国が政治的解決へ向けて役割を果たすべきだと強調した。