ハリス氏「後戻りしない」=女性、少数派の権利擁護前面―米大統領選 2024年07月25日 05時44分

24日、米インディアナ州インディアナポリスで講演するハリス副大統領(EPA時事)
24日、米インディアナ州インディアナポリスで講演するハリス副大統領(EPA時事)

 【ワシントン時事】11月の米大統領選で民主党の大統領候補指名が見込まれるハリス副大統領(59)は24日、中西部インディアナ州の大学の女性団体で講演した。「私たちは後戻りしない」と訴え、先人が勝ち取った女性や人種的・性的少数派(マイノリティー)の権利を守る姿勢を強く打ち出した。
 ハリス氏は、共和党候補のトランプ前大統領(78)が「米国を暗い過去に戻そうとしている」と批判。各地で少数派の投票権や人工妊娠中絶の権利が攻撃されていると述べ、「自由を守るために団結し続けなければならない」と強調した。
 陣営は24日に公表した戦略メモで、ハリス氏が人種的少数派や女性、若者の支持で優位にあると指摘。知名度向上を課題に挙げ、引き続き激戦7州に戦力を集中させる方針を掲げた。
 CNNテレビの最新世論調査によると、全米の支持率はトランプ氏が49%で46%のハリス氏に先行。一方、ハリス氏はトランプ氏とバイデン氏の対決を想定した過去の調査と比べ、女性、黒人、ヒスパニック系、18~34歳の有権者グループで支持を拡大した。 

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