議員の対中交流が活発化=相次ぎ要人と会談 2024年07月22日 19時09分

中国の趙楽際・全国人民代表大会常務委員長(右)と握手する海江田万里衆院副議長=22日、北京の人民大会堂(代表撮影・時事)
中国の趙楽際・全国人民代表大会常務委員長(右)と握手する海江田万里衆院副議長=22日、北京の人民大会堂(代表撮影・時事)

 【北京時事】海江田万里衆院副議長は22日、北京の人民大会堂で中国共産党序列3位の趙楽際・全国人民代表大会常務委員長(国会議長)と会談した。自民党の森山裕総務会長も同日、共産党で党外交を担う劉建超・中央対外連絡部長と会うなど、日本の議員による対中交流が活発化している。
 海江田氏は趙氏との会談冒頭、「日中のハイレベルの往来がリズム良く実現できることは望ましい」と評価。趙氏は「両国関係を正しい軌道に乗せたい」と日中の関係改善に意欲を示した。
 劉氏は5月に訪日し、2018年を最後に途絶えている「日中与党交流協議会」の再開で自民党側と一致。森山氏との会談で、中国での年内開催に向けて「積極的に準備中」と説明した。森山氏は、東京電力福島第1原発の処理水放出を受けた中国の日本産水産物禁輸などを念頭に「農林水産分野で成果が上がるよう」期待すると応じた。 

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中国共産党中央対外連絡部の劉建超部長(右)と会談する自民党の森山裕総務会長=22日、北京(代表撮影・時事)
中国共産党中央対外連絡部の劉建超部長(右)と会談する自民党の森山裕総務会長=22日、北京(代表撮影・時事)

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