「トランプ氏を強く支持」=ヘイリー氏、結束訴え―米共和党大会 2024年07月17日 11時46分

16日、米中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで開催中の共和党全国大会で演説するヘイリー元国連大使(EPA時事)
16日、米中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで開催中の共和党全国大会で演説するヘイリー元国連大使(EPA時事)

 【ミルウォーキー(米ウィスコンシン州)時事】米共和党全国大会は16日、開幕2日目を迎えた。党大統領候補者指名争いでトランプ前大統領(78)と最後まで戦ったヘイリー元国連大使(52)が登壇し、「トランプ氏を強く支持する」と演説。予備選では反トランプ票を糾合して存在感を示したが、トランプ氏暗殺未遂事件を踏まえ、11月の大統領選勝利に向けた党融和のメッセージを打ち出した。
 ヘイリー氏は、ロシアによるウクライナ侵攻のような事態はトランプ政権下では起きなかったと、前大統領の外交・安全保障政策を称賛。自身に投票した穏健派らを意識し、「トランプ氏に投票するのに100%同意する必要はない。違いを脇に置き、国を強く結束させることに集中しよう」と訴えた。
 ヘイリー氏は当初大会に招待されていなかったが、トランプ氏に「団結の名の下、演説を依頼された」と明かした。ヘイリー氏は大会に先立ち、自身に投票を誓約した代議員にトランプ氏への投票を呼び掛けた。
 ヘイリー氏は3月に指名争いを撤退した際、トランプ氏に対し、11月の本選での勝利は無党派層や党穏健派の取り込みに懸かっていると警告していた。副大統領候補への起用も取り沙汰されたが、トランプ氏は15日、自身に忠誠を誓うバンス上院議員を指名した。
 「トランプ党」化する党内で、2028年大統領選の有力候補に挙げられるヘイリー氏が今後どのような立ち位置を築くのかも注目されている。 

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16日、米中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで共和党全国大会に出席するヘイリー元国連大使(AFP時事)
16日、米中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで共和党全国大会に出席するヘイリー元国連大使(AFP時事)

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