フジモリ元大統領、再出馬意向=26年選挙、長女が投稿―ペルー 2024年07月15日 14時15分
【サンパウロ時事】南米ペルーのアルベルト・フジモリ元大統領(85)が、2026年に予定されている大統領選に再出馬する意向を固めた。長女ケイコ氏が14日、明らかにした。
ケイコ氏はX(旧ツイッター)に「父と話し合い、父が大統領候補になることを一緒に決めた」と投稿した。フジモリ氏は最近、ケイコ氏が率いる右派政党「フエルサ・ポプラル」に入党。同党から出馬することになる。
ただ、有罪判決を受けたフジモリ氏に出馬資格があるのか疑問視されている。高齢で心臓に持病を抱えるなど健康不安もある。
フジモリ氏は大統領在職中の人権侵害で、09年に禁錮25年の刑が言い渡された。服役していたが、昨年12月に健康悪化を理由とした恩赦によって釈放された。
フジモリ氏は今年6月に地元紙に宛てた書簡で、「国民のために再び働きたい」と再出馬への意欲を示していた。ボルアルテ大統領は支持率が低迷しており、経済再建などで実績を残したフジモリ氏への期待が根強い。