EU、ウクライナと加盟交渉開始=侵攻下、実現に数年も 2024年06月25日 21時52分

ウクライナのゼレンスキー大統領(左)とモルドバのサンドゥ大統領=2023年11月、キーウ(EPA時事)
ウクライナのゼレンスキー大統領(左)とモルドバのサンドゥ大統領=2023年11月、キーウ(EPA時事)

 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は25日、ロシアの侵攻が続くウクライナの加盟に向けた交渉をルクセンブルクで開始した。ウクライナの隣国モルドバも同日に交渉入り。ただ、決着には少なくとも数年を要するとみられ、侵攻が長期化する中、いつ加盟が実現するかは見通せない。
 この日はEU「加盟候補国」のウクライナとモルドバが、それぞれ加盟国との初の政府間会議に参加。両国は今後の交渉を通じ、司法や経済など幅広い分野で国内改革をさらに進める。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は、交渉開始を前にX(旧ツイッター)で「歴史的な日だ」と述べた上で「われわれが欧州統合の道から決して外れることはない」と強調した。モルドバのサンドゥ大統領もXに、同国の「将来は欧州の中にある」と投稿した。 

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