台湾有事で「核威嚇せず」=米との非公式協議で発言―中国 2024年06月21日 18時33分

中国の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「東風41」(左)と中距離弾道ミサイル「東風17」=2022年10月、北京
中国の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「東風41」(左)と中距離弾道ミサイル「東風17」=2022年10月、北京

 【北京時事】ロイター通信は21日、米中両国が核軍備に関して元軍人や専門家による非公式協議を3月に上海で行ったと報じた。中国側は、台湾有事の際に「核兵器による威嚇の手段を取らない」と述べたという。同様の枠組みでの協議は約5年ぶりで、中国側代表団には複数の元軍将校も含まれていた。
 米側は、中国が台湾の武力統一を試み劣勢となった場合、核兵器の使用や核による威嚇の可能性があるとの懸念を表明。中国側は「核兵器を使わずとも、通常の戦闘で勝てる」と主張した。 

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