戦後統治への関与主張=ガザ治安維持は「軍事部門で」―ハマス指導者 2024年06月21日 14時24分

イスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏=2018年4月、パレスチナ自治区ガザ(AFP時事)
イスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏=2018年4月、パレスチナ自治区ガザ(AFP時事)

 【カイロ時事】イスラエルの民放「チャンネル12」は20日、同国とイスラム組織ハマスによる戦闘終結後のパレスチナ自治区ガザの統治を巡り、ハマスの最高指導者ハニヤ氏が引き続き同組織による治安維持を主張したと報じた。イスラエルのネタニヤフ首相が戦後統治の枠組みへのハマス関与を拒否する中、ハニヤ氏の主張は停戦交渉の行方にも影響を与えそうだ。
 ハニヤ氏は約2週間前、カタールの首都ドーハで、ハマスと対立するアッバス・パレスチナ自治政府議長率いる主流派ファタハのメンバーと会談。その際、ガザ統治で民生分野はファタハが担っても良いとする一方、治安分野はハマス軍事部門「カッサム旅団」が引き受けるべきだと強硬に主張したという。 

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