国民の4割が人道支援必要=ウクライナ赤十字社トップが訴え 2024年06月20日 22時15分

20日、東京都港区の日本赤十字社本社で記者会見するウクライナ赤十字社のドツェンコ事務総長
20日、東京都港区の日本赤十字社本社で記者会見するウクライナ赤十字社のドツェンコ事務総長

 ウクライナ赤十字社のドツェンコ事務総長は20日、東京都港区の日本赤十字社本社で活動報告会を開き、ウクライナ国民の40%が人道支援を必要としていると明らかにした。領土の30%に地雷が敷設され、避難民は369万人に達するという。
 ロシアがウクライナ侵攻を開始してから2年が過ぎ、「短期的ではなく長期的」な観点での支援が重要だと強調した。
 ドツェンコ氏はその後の記者会見で、日本に対し「(ロシアとの)戦争は終わっていないため、関心を維持し続けてほしい」と訴えた。同席したクレツコフスキー副事務総長は、国際社会に、エネルギー関連機器や特殊車両などの提供を呼び掛けた。 

海外経済ニュース