民間人犠牲回避と主張=ガザ学校空爆―イスラエル軍 2024年06月07日 07時29分

6日、イスラエル軍の空爆を受けたパレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラトの学校(EPA時事)
6日、イスラエル軍の空爆を受けたパレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラトの学校(EPA時事)

 【カイロ時事】イスラエル軍報道官は6日、女性や子供を含む約40人が死亡したとされるパレスチナ自治区ガザ中部の学校への空爆を巡り、標的とした場所に民間人がいないことを確認していたと主張した。グテレス国連事務総長は攻撃を非難。米国はイスラエルに説明を求めている。
 軍報道官は、イスラム組織ハマスの戦闘員が学校の教室を拠点にしていたと指摘。軍は監視を続け、民間人が近くにいたため攻撃を2回延期したが、今回は教室内に女性や子供がいないと判断し空爆を実行したという。
 学校を運営する国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のラザリニ事務局長は、空爆を受けた学校に約6000人が避難していたと明らかにした。同氏はこれまで、UNRWAの施設180カ所以上が標的となり、450人以上の避難民が死亡したと説明した。イスラエル軍は、ハマスがUNRWAの施設を利用しているとして攻撃を繰り返している。 

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