収集資料、AIがノート作成=日本など世界で提供―米グーグル 2024年06月06日 20時05分

 【シリコンバレー時事】米グーグルは6日、ユーザーが収集した資料を生成AI(人工知能)がまとめ、ノートを作成してくれるサービスを日本を含む200以上の国・地域で試験提供すると発表した。読み込ませた文字や画像といったデータを参照し、指示に従って要約したり、質問に回答したりする仕組み。特定分野の学習や研究、分析を効率化してくれそうだ。
 サービスは「ノートブックLM」。昨年から米国で試験提供しており、今回から最新の生成AI基盤モデル「ジェミニ1.5プロ」を搭載した。これにより、文字情報だけでなく画像や図表を理解し、回答できるようになった。
 具体的には、PDFファイルやテキストなどに加え、「グーグルスライド」で作った会議資料やウェブサイトのリンクも取り込める。ノート1冊当たりの上限は2500万語。
 ジェミニが事前学習したデータではなく、ユーザーが読み込ませたデータを踏まえ、指示に応答する。引用元の情報も表示し、誤りがないか確認できるようにした。 

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