ウクライナ高官と会談=平和会議「欠席」伝達か―中国外務次官 2024年06月06日 18時06分

 【北京時事】中国外務省は5日、孫衛東外務次官が同日、ウクライナ外務省高官と北京で会談したと発表した。ウクライナのゼレンスキー大統領が提唱し、今月中旬にスイスで開催される「平和サミット」への参加を見送る意向を改めて伝えた可能性がある。
 ロイター通信によると、ウクライナ側は会談で「平和サミットへの中国の参加は、和平実現に貢献する良い機会となる」と伝え、出席を要請。中国外務省は発表で、両国関係の強化や「ウクライナ危機」について話し合ったとしているが、サミットを巡るやりとりは明らかにしていない。
 中国外務省の毛寧副報道局長は6日の記者会見で「中国は独自の方法で和平を推進する」と強調。同省は先月、サミットにロシアが参加しないことなどを理由に欠席する方針を表明している。 

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