比の支援に謝意=マニラで首脳会談―ウクライナ大統領 2024年06月03日 10時55分
【マニラ時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は3日、マニラのマラカニアン宮殿でフィリピンのマルコス大統領と会談した。ロシアによる侵攻が続く中、和平推進に向けて今月中旬にスイスで開かれる「平和サミット」にフィリピンが参加することに謝意を表明。マルコス氏は「戦闘を終結させるために、できる限りのことをやっていきたい」と述べ、ウクライナを支援する方針を強調した。
両氏は2日までシンガポールで開かれていたアジア安全保障会議(通称シャングリラ会合)に出席後、マニラ入りした。シンガポールでは会談する時間が取れなかったという。
ゼレンスキー氏は2日の記者会見で、中国が「平和サミット」を欠席するだけでなく、開催を妨害していると批判。マルコス氏も講演で、中国の威圧的行動を念頭に南シナ海問題について「領土を守るためなら何でもする」と訴えていた。