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　【シンガポール時事】中国国営メディアＣＧＴＮは２日、南シナ海でフィリピン軍の兵士が中国海警局の船舶に銃口を向けたとする動画をＳＮＳに投稿した。現場はフィリピンが実効支配し、中国が領有権を主張するアユンギン（中国名・仁愛）礁。付近の海域では昨年以降、中国海警による比船舶への威圧的行動が相次いでいる。
　動画には、比軍が拠点としている老朽化した軍艦上で１人の兵士が銃のようなものを構える姿や、航空機が物資を投下する様子が映っている。５月１９日に撮影されたとしている。
　動画が投稿された２日は、シンガポールで開催されたアジア安全保障会議（通称シャングリラ会合）の最終日。会議では、南シナ海情勢を巡って中比間で非難の応酬が繰り広げられた。