トランプ氏、「無罪」主張=「大統領選が真の評決」―米 2024年05月31日 06時34分

30日、ニューヨークで記者団の取材に応じるトランプ前米大統領(AFP時事)
30日、ニューヨークで記者団の取材に応じるトランプ前米大統領(AFP時事)

 【ワシントン時事】トランプ前米大統領は30日、有罪評決を受け「私は無罪だ。腐敗した判事による恥ずべき不正裁判だ」と主張した。その上で、「真の評決は(大統領選が行われる)11月5日に国民によって下される」と述べた。ニューヨーク州地裁で記者団に語った。
 トランプ氏は「政敵を傷つけようとするバイデン政権によるものだ」と、大統領選で再び対決するバイデン大統領に矛先を向けた。「勝つまで戦い続ける。この国は地獄に落ちた」と語り、支持者に結束を呼び掛けた。
 廷内を取材した米メディアの報道によれば、それまで談笑していたトランプ氏は、判事が評決に至ったことを知らせると真剣な表情に変わった。「有罪」が読み上げられた際は表情を変えたり身動きしたりはせず、静かに陪審員を見つめていたという。廷内では次男のエリック氏がトランプ氏を見守った。
 トランプ氏の選挙陣営は評決後、すぐさま支持者向けに「私は政治犯だ」と題したメールを送り、支持と献金を促した。 

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