海外経済ニュース

　【ブリュッセル時事】オランダで極右・自由党を率いるウィルダース党首は１５日、同党と中道・中道右派の計４党が連立政権を樹立することで合意したと明らかにした。オランダ放送協会（ＮＯＳ）が伝えた。誰を首相にするかについては決まらず、今後も協議が続く見通し。
　合意したのは、自由党と中道右派の自由民主党、中道右派の農民市民運動、中道の新社会契約。
　オランダではこれまで、ルッテ首相の率いる自由民主党を中心とした連立与党が１０年以上にわたり政権を運営してきた。しかし、昨年１１月の下院選で、反欧州連合（ＥＵ）やイスラム系の移民排斥を掲げる自由党が第１党に躍進した。